PEOPLE 08お客さまの未来に
強く寄り添うための力を

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KEITA.F
審査部 審査企画担当 副調査役|2014年入行

大学では会計ファイナンス学科で実務的な会計を学ぶ。そして、経済に影響を与える仕事の中でも、地元千葉県の中小企業支援がしたいと考え、県内金融機関の選考を受けた。その中で、イベントや面接で感じたフランクな社風に惹かれ、〈ちば興銀〉を選択。入社後もその印象は変わらず、楽しみながら仕事に取り組んでいる。

現在の仕事内容
融資をどのように考えていくか

審査部には、「融資案件の審査」「中小企業の経営改善支援」「融資返済に課題を抱える中小企業者との相談や調整」「融資施策等の企画」という4つの業務があります。その中で、私が担当しているのは、当行全体の融資の方針を決めていく「融資施策等の企画」です。こういったお客さまの場合は新しく融資をする、こういったお客さまの場合は今ある融資の返済条件を変更する、といった枠組み作りをしているというイメージです。企画のタイミングはさまざまですが、政府が、金融行政方針を通して中小企業の支援方針を発表した場合などが挙げられます。

仕事のやりがい
お客さまの将来を守れる企画を

私が審査企画担当に異動してすぐ、世の中では新型コロナウイルス感染症が猛威を振るいはじめました。急速に業績が落ち込む中小企業が増える中で、政府が無利子無利息の融資を行う仕組みを打ち出しました。それにより、お客さまは負担なく融資が受けられ、銀行もお客さまを支援しやすくなりました。自分は、その施策を踏まえて当行としてはどうしていくのか、方向性などを企画しました。着任後まだ経験が浅いタイミングで、たくさんのお客さまの将来を左右する大きな仕事を託されたことに、責任を感じながらも、これまでにないやりがいを感じました。

私の鶏口人材体験※『鶏口人材』とは、当行の求める人材像のことです。
使い続けられるツールの誕生

先述した政府による中小企業支援施策を受けての企画を任されたのは入行7年目、審査部に来て約1年のタイミングでした。まずは現状を知るために、法人渉外担当者たちにお客さまの状況を聞いてもらうモニタリング体制の構築を行いました。そこで手掛けたのがヒアリングツールの作成です。ただでさえお客さまが大変なご状況の時に、あまり負担をかけるわけにはいきませんから、自分なりに必要不可欠だと思う要素をまとめ、上司とも相談をしながら、渉外担当に定期的にヒアリングしてもらうフローを作り上げました。これは作成から3年が経った今でも活用され続けているもので、大変意義のあるものになったのではないかと思います。実は当時、企画経験が浅い中で、大切なお客さまが危機を乗り越えるための第一歩となる企画を任されたことに、はじめは不安を抱えていました。ですが、「自分が何とかしなければならない」という責任感で取り組み、周りを巻き込みながら進めた結果、自分ならではの価値を生み出せた経験となりました。

能力開発支援
自律的なステップアップを支援

入行1〜2年目は、社会人としての基礎的な力を身につけるための研修や、融資や資産運用などの業務知識やスキル習得のための研修を多く受講しました。それ以降も、さまざまな研修に参加してきましたが、中でも「実態把握力向上研修」がとても印象に残っています。中小企業への理解を深めることができ、受講当時、渉外担当としてはもちろん、現在の審査企画にも役に立つ学びを得ることができました。資格については、まずは法務3級、財務3級、税務3級、FP3級といった、基本を学ぶための資格から取得し、FPは2級、1級とさらにステップを進めました。この時、資格取得費用の援助や奨励金制度、試験対策講座など、銀行からの支援がしっかりしていたおかげで、難しい上位資格にも思い切ってチャレンジすることができました。

今後の目標
これからも中小企業の支援を

審査部には10年のキャリアを持つ先輩もいて、まずはそうした人たちに少しでも追いつけるように知識やスキルを身につけながらステップアップしていきたいです。そのためにも、学び続ける姿勢に加え、社会の変化に対してアンテナを高く張っていたいと思います。中小企業のお客さまに寄り添って伴走するためには、お客さまがどういう状況なのか、政府がどのような支援を検討しているのかなど、さまざまな情報をキャッチアップしていくことが必要だと思うからです。また、実はデジタルイノベーション部の業務内容にも興味があります。業務のデジタル化をもっともっと進めることで、中小企業さまへの支援体制の充実に繋がるような仕事もやってみたいです。

皆さんへのメッセージ
千葉を支えていきたいなら

銀行の仕事の魅力の一つは、多様な企業の支援に携われる点だと私は考えています。その中でも〈ちば興銀〉で仕事をしていると、一人ひとりが裁量を持って働ける職場環境ということもあって、若手のうちから千葉県内の中小企業のお客さまを支えているという実感を強く持つ瞬間が多いです。千葉の産業を守って行きたいと考えている方にとっては、非常にやりがいを感じられる職場だと思います。仕事を通して地元に貢献しながら自らも成長し続けていきたい、という方におすすめしたいですね。