PEOPLE 10誰もが安心して利用できる
銀行であり続けるために

  • #本部
  • #法務・コンプライアンス
  • #英語を活かす仕事
  • #フレックスタイム制
YURIE.F
リスク統括部 法務・コンプライアンス担当
副調査役|2016年入行

大学では英米語学科に所属し、ニュージーランドへの留学も経験。興味のあることはなんでもやってみたいタイプであり、音楽ショップ、アパレル、飲食店などさまざまなアルバイトを掛け持ちしていた。就職を考える過程で、銀行はひとつの会社で多種多様な業務を経験できることがわかり、自身の価値観に合っていると考えて入行を決めた。

仕事に役立った学生時代の経験
学んできた英語を活かせた瞬間

学生時代に英語を学んできた経験から、最初は市場業務部に配属されました。市場業務部には資金証券や国際業務がありますが、その中でも英語知識が必要とされる国際業務を担当していました。1〜3年目は、お客さまから依頼を受けた外国送金や貿易書類を営業店から引き継ぎ、手続きを行う仕事をしていました。そこでは、日本経済が国際情勢といかに影響しあっているかをリアルタイムに経験できました。そして4〜5年目には、海外決済業務という、外国の銀行とのやり取りを行う仕事をしていました。取り扱う書類は英文ばかりで、トラブルがあれば外国銀行の担当者にコンタクトを取ることも。メールでのやり取りに加えて電話でコミュニケーションをとることも多く、学生時代から力を入れていた英語を活かすことができることに嬉しさとやりがいを感じました。ただ、英語で金融用語を扱った経験はなかったので、新しい知識を大量にインプットする必要がありました。仕事でも常に学び続けることが大事だと痛感した経験でした。

現在の仕事内容
銀行に潜む危機に立ち向かう

入行6年目に、リスク統括部の法務・コンプライアンス担当に異動となりました。銀行に関わるさまざまなリスクの中でも、法務・コンプライアンス関係や顧客保護・情報管理を統括することが、主な役割です。具体的には、法改正に伴う当行ルール変更などの対応、ハラスメントや情報管理に関する研修やモニタリングなど、多岐にわたります。最近では、FATCA(ファトカ)と呼ばれるアメリカ税法への対応において、英語を活用した仕事もしています。

仕事のやりがい
多角的な視点から最適を導く

ここ数年で、金融機関を取り巻く環境が大きく変化しました。銀行でもデジタル化を進展させるなか、新しいリスクへの対応検討も私の仕事です。例えば、フィッシング詐欺や外国を拠点とした特殊詐欺事件の増加に対して、当行ではこれらのリスクをどのように管理していくべきなのか、法務・コンプライアンス担当として検討・企画しました。決められた正解も前例もないだけに、どのように進めたらいいのか分からず、非常に困難でした。そうした中でも最適解を出すために、ひとりで抱え込まずにさまざまな人の意見を聞き、自分になかった発想を取り込んだ上で、自分の意見を発信することを大切にしました。このように、皆でより良い答えを見つけていくことにやりがいを感じています。

私の鶏口人材体験※『鶏口人材』とは、当行の求める人材像のことです。
チームを超えて
課題解決ができる雰囲気へ

現在の私の主な業務は、「お客さまのために」を第一に考えた当行のリスク管理の在り方について、企画立案することです。最近ですと、金融庁や総務省などから公表されたさまざまなレポートを受け、当行ではどのような対応が必要か検討を進めました。この仕事を進めるにあたっては、別の部署の人たちからもたくさんの建設的な意見をもらうよう心がけました。お客さまと関わる部署はリスク統括部だけではないため、広く関係者を巻き込まないと、真にお客さまのためになる企画にはできない、と考えたからです。打ち合わせの中で、厳しい意見をもらうこともありました。しかし、そんな時こそ、自分の狭い視野や固定観念に気付き、議論を深めるきっかけだと考え、一人ひとりとしっかり向き合って話し合いを進めるようにしました。どうしてもタスクが多いため勤務時間が長くなる日もありましたが、フレックスタイム制を活用することで月の総労働時間をコントロールしながら、無事に企画を完成させることができました。

今後の目標
人と関わりながら
自分自身をアップデートする

法務・コンプライアンス担当は少人数のチームであり、かつ、求められる業務の水準は非常に高いため、知識や能力のアップデートが欠かせません。これからも期待以上の成果を残すために、今の自分に足りないことを分析し、学び続けることで視野を広げていきたいです。まだまだ先輩や同僚に「ここまで考えたほうがいいんだ」などと気づかされることも多いですから。また、計画性も大切にしていきたいと考えています。仕事は自分ひとりで完結するものではなく、皆で協力しなければ目標は達成できません。チームメンバーや他部署とうまく連携するためにも、中長期的なスケジュールを意識してこれからも業務に邁進していきたいです。

皆さんへのメッセージ
仕事を任せて
もらえるからこそ

〈ちば興銀〉には、話を丁寧に聞いてくれる人がたくさんいます。それは、就職活動を経て現在まで一貫して感じられている社風です。そして、私もそのような人になろうと意識して業務に取り組んできました。最近は、他部署からも「あなたには相談しやすいから」とさまざまな質問や相談をしてもらうことが増えてきて、少しずつ実践できているかなと感じています。私も頼られる存在に近づけているのかなと嬉しくなるとともに、期待に応えなければと身が引き締まる思いです。皆さんが入行後どの仕事に就くことになったとしても、〈ちば興銀〉には寄り添ってくれる人がいるということを、同じように感じていただけると思います。