車検はいつから受けられる?車検満了日の確認方法やベストタイミングを紹介

車検はいつから受けられるのでしょうか。初めて車検を迎える方はいつから車検を受けられるのか、車検はいつまでに受ければよいのかなど、わからないことが多くあるでしょう。

車検切れになっている車では公道を走行できず、もし車検切れの車で公道を走れば道路運送車両法に違反してしまいます。

そのような事態を避けるためにも、車検はいつから受けられるのかや、車検満了日はどうやって確認するのかについて解説します。さらに、車検を受けるベストなタイミングについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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車検はいつから受けられるのか

一般的な自家用の自動車の場合は、初めての車検は3年目に、以降は2年に1度車検を受ける必要があります。仮に、2024年に新車登録を行った車は2027年に初回の車検を受け、その後は2029年、2031年と2年ごとに受けます。

車検はいつでも受けられる

車検は車検満了日の期限内であればいつでも受けられます。極端なことをいえば、半年前や1年前から車検を受けても問題はありません。ただし、あまりにも早く車検を受けると、2年後の車検満了日が早く来てしまいます。

具体的には車検満了日から1ヵ月前の間に車検を受けると、次回の満了日までの期間は短くなりません。例えば、2024年10月30日が車検満了日の場合、9月30日~10月30日の間に車検を受けると次回の満了日までの期間に変化はありません。

車検の予約は早めに行う

車検の予約は早めに行うと良いでしょう。土日などの人気のある日程は混雑しやすく、すぐに埋まってしまうため、予約しにくい可能性があるからです。

また、11月~3月は車検業者の繁忙期といわれています。確実に予約を取りたい場合は、2ヵ月~3ヵ月前程度の早めの予約がおすすめです。

ただし、車検満了日から過度に早いタイミングでの予約は受け付けていないこともあるため、車検の依頼先に事前に確認することが重要です。

車検満了日の確認方法

車検の予約と実施のタイミングを把握したところで、次の車検を受けるべき日付がわかる車検満了日の確認方法についてもチェックしましょう。

車検満了日の確認方法は以下の2つです。

自動車検査証(車検証)で調べる

自動車検査証とは、運転する自動車が保安基準に則ったものであると証明する書類です。所有権を示す車名や型式などの登録事項や、自動車の大きさや重量といった諸元などが記載されています。

2023年1月から自動車の電子車検証、2024年1月から軽自動車の電子車検証の交付が行われており、車検満了日がわかる「自動車検査証の有効期間」はICチップまたはQRコードで確認しなければならなくなりました。

車検ステッカー(シール)で調べる

車検ステッカー(シール)とは、フロントガラスに貼り付けられていて、車検完了時に自動車検査証とともに交付されます。

フロントガラスを車外から見た際に記載されている大きい数字は車検が満了する月で、小さい数字は車検が満了する月が含まれている年です。例えば上記の図のように、大きい数字が7で小さい数字が5の場合、令和5年7月に車検満了日が来ることを示しています。

また、車内から見ると車検満了日が年月日で記載されているため、車内からフロントガラスの車検ステッカーを見ると満了日を確認できます。

ちなみに、車検ステッカーは2023年7月から貼り付け位置が新しくなっており、運転者席上部に貼り付けなければならなくなりました。

車検を受けるベストタイミング

前述したように、車検満了日の1ヵ月前以降であれば、いつ車検を受けても次回の車検満了日は変わらないというルールのため、車検を受けるタイミングは車検満了日の1ヵ月前以降がおすすめです。
逆に、満了日までの期間が長すぎると、車検を受けた日を起算日として次回の車検満了日を計算することになります。そのため、次回の車検が早まってしまいます。

ただし、車検を受ける依頼先が指定工場の場合は、車検満了日の45日前以降でも次回の車検満了日は変わりません。

以上のことを加味すると、車検を受けるベストなタイミングは車検満了日の1ヵ月前以降です。ただし、予約は2ヵ月~3ヵ月前に済ませておくと安心でしょう。

車検はいつまでに済ませるべきか

では、車検はいつまでに済ませておくべきなのでしょうか。これまでの内容からもわかるように、車検満了日の1ヵ月前以降であればいつでも問題ありません。

だからといって、満了日当日に車検に出すのは避けましょう。当日の車検が可能な整備工場がない、予約で埋まっていて対応できないなども考えられるためです。

車検切れしても問題はない

実は車検切れには罰則や罰金がなく、車検が切れた車を所有していることは法令違反ではありません。

しかし、法律的には問題がないとしても、車検が切れている車を車検場に持っていくには手間がかかります。そのようなことにならないよう車検切れには気をつける必要があります。

車検満了日を過ぎた車には乗らない

車検切れになっても法律的には問題ないとはいえ、車検切れの車で公道を走行するのは法律違反となるため、車検満了日を過ぎた車では公道を走ることはできません。

車検が切れた自動車で公道を走ると、違反点数6点と30日間の免許停止処分、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。

また、車検切れが起きているということは、車検時に更新する自賠責保険も切れていることが予想されます。この場合、自動車損害賠償保障法第86条の3により、1年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。

車検と自賠責保険がともに切れている場合は、さらに厳しい罰則となる点も理解しておきましょう。

e-Gov法令検索「自動車損害賠償保障法

車検切れの車を車検場に持っていく方法

車検切れの車では公道を走行できないため、そのままでは自分で運転して車検場に持っていくことはできません。車検切れの車を移動させるには以下の方法を取る必要があります。

積載車で車を移動

ひとつは積載車で車を移動させる方法です。

車を移動させる方法としてはレッカーが有名ですが、レッカーで移動させる際は車の後輪が公道を走行していると判断され、無車検運行となってしまう可能性があります。そのため、積載車の利用が安心です。

積載車は同一県内から隣接県程度の移動であれば2万円~3万円程度となります。もしレッカー車で移動させたい場合は、次に紹介する仮ナンバーを取得するとよいでしょう。

仮ナンバーで運転

仮ナンバーを付ければ自分で運転して車検場に持っていくことができます。

仮ナンバーを取得するには、市区町村の役所・役場に臨時運行許可を申請します。手数料は750円のみで、レッカーより安く済むでしょう。

ただし、仮ナンバーを発行する役所・役場は平日のみしか対応しておらず、仮ナンバーを付けられる期間も決まっています。そのため、車検や申請を行う日などを計画的に準備する必要があります。

車検の予約は早めに、車検を受けるのは1ヵ月前がベスト

この記事では車検満了日の確認方法や、車検をいつからいつまでに受けるとよいかについて解説してきました。

車検切れを起こすと余計な手間がかかってしまうため、満了日までに車検を受けるようにしましょう。

車検を受けるベストタイミングは、車検満了日の1ヵ月前以降です。車検を受けたい日を満了日の1カ月前以降で決め、逆算して2ヵ月~3ヵ月前に予約を取るとよいでしょう。

土日や繁忙期など予約が取りにくい日に車検を依頼したい場合は、早めの予約をおすすめします。

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2024年11月22日現在