借り換えとは?住宅ローンなど各ローンの借り換えメリット・デメリット

現在のローン契約に不満を抱いていませんか。金利や利息負担を抑えて返済を楽にしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。そんな方に検討をおすすめするのが「借り換え」です。

借り換えをして、よりよい条件でローンの契約をし直せば、負担を軽減できる可能性があります。

この記事では、カードローンと住宅ローンの借り換えについて解説します。各借り換えのメリットやデメリットも紹介していますので、自分に借り換えが合うのか検討しながら読み進めてみてください。

借り換えとは

借り換えとは、現在返済しているローン会社から他のローン会社へと乗り換える行為です。

たとえば、もともとA社で組んでいたカードローンをより金利の低いB社から新たに借り入れたカードローンで返済し、その後はB社のカードローンを利用する形が「借り換え」です。

要するに借り換えとは「A社からB社へ借入先を切り替える」とイメージしてもらえばわかりやすいでしょう。

カードローンの借り換え

カードローンは、限度額の範囲内であればいつでも何度でも借入れができる利便性のよいローンサービスです。金利や支払方法などはカードローンや金融機関ごとに異なります。

カードローンを借り換えるとすれば、自分に合ったサービスを選べるだけでなく、支払総額や金利を抑えられるというメリットが生じる可能性があります。

カードローンの借り換えについて、詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

関連記事:カードローンの借り換えとは? メリットやデメリットなどを徹底解説

カードローンの借り換えメリット

カードローンの借り換え先のほうが金利が低い場合、メリットが生じる可能性が高くなります。

金利を抑えられると毎月の支払金額の軽減にもつながるため、結果として支払総額も少なくなる可能性が高いです。

例として以下の表で、金利が年14.6%のA社と年10.0%のB社を比較します。

【100万円を年14.6%・年10%で毎月2万円返済した場合】
A社 B社
適用金利(年利) 14.6% 10.0%
毎月の返済額 20,000円 20,000円
返済回数 81回 67回
支払総額 1,581,612円 1,313,310円
利息総額 581,612円 313,310円

A社とB社の支払総額の差は約27万円です。金額が大きくなるか支払期間が長期になると、より支払総額の差は大きくなります。もしA社からB社に借り換えられれば、利息負担を抑えられると同時に毎月の支払金額や支払総額も抑えられるというわけです。

このほかにも、カードローンの借り換えによって利便性が向上する場合があります。たとえば、現在のカードローンを支払うATMが自宅や職場の近くにない場合はATMが近所に、ATM手数料がかかっているケースではATM手数料がかからなくなるなど、カードローンを借り換えることでより簡単に利用できるようになるでしょう。

カードローンの借り換え時のデメリット

金利の低いカードローンに借り換えられれば、利息負担や毎月の支払金額を抑えることが可能です。しかし、借り換えのタイミングで毎月の返済金額を小さくしすぎてしまうと支払総額が大きくなるケースがあります。

金利が低くても返済総額が大きくなってしまう場合のシミュレーションをしてみましょう。

【50万円を年14.6%で毎月2万円返済、年10.0%で毎月1万円返済した場合】
A社 B社
適用金利(年利) 14.6% 10.0%
毎月の返済額 20,000円 10,000円
返済回数 33回 67回
支払総額 608,555円 656,619円
利息総額 108,555円 156,619円

上記シミュレーションをみると、金利14.6%の借り入れのほうが支払総額が少なくなっています。この結果から、たとえ金利の低いカードローンに借り換えても、毎月の返済金額によっては支払負担が大きくなる可能性があることがわかるでしょう。

さらに、カードローンを借り換えるには、借り換え先のカードローンの審査に通過しないといけません。現在カードローンを利用できているからといって、必ずしも審査に通るわけではない点に注意が必要です。

住宅ローンの借り換え

住宅ローンとは、自宅の購入やリフォームの際に金融機関から借り入れする資金のことをいいます。契約条件によっては「住宅ローン減税」と呼ばれる税制優遇も受けられるため、自宅の購入や改築の際にはぜひ利用したいローン商品です。

住宅ローンも借り換えが可能であり、よりよい条件で借り換えできた場合は金利や支払総額を抑えられる可能性があります。

ただし、住宅ローンの借り換えにもデメリットもあるため、以下のメリットとデメリットを確認してから借り換えを検討しましょう。

住宅ローンの借り換えメリット

住宅ローンの借り換えで金利や支払総額を抑えられることがあるのは、一般的に知られているメリットです。これに加えて、金利タイプや団体信用生命保険の見直しができるメリットもあります。

たとえば、住宅ローンを変動金利から固定金利に変えるパターンがあります。金利上昇のリスクを考慮したい方にとっては、現在の契約より多少金利が上がっても安心感を得られることのほうがメリットを感じる場合があるでしょう。

また、住宅ローンでは必須の「団信」と呼ばれる団体信用生命保険には、一般団信の他にがんに特化したがん団信、三大疾病団信などの特約によって種類があります。

団信の種類や住宅ローンごとに金利や保障内容が異なるため、住宅ローン借り換えの際に現在の住宅ローンより上乗せ金利がない・低い団信や充実した保障内容の団信に組み直せるケースがある点もメリットです。

住宅ローンの借り換えデメリット

住宅ローン借り換えの際は、金利と支払期間に注意しましょう。カードローンの借り換えでも説明した通りですが、契約中の住宅ローンより低い金利の住宅ローンに借り換えたとしても、毎月の返済金額を少なく設定した場合、結果として支払総額は現契約より増加するケースがあるためです。

借り換えによって事務取扱手数料や担保手続きのための手数料もかかります。借り換えにかかる金利以外の費用も考慮してメリットがあるか確認しましょう。

また、固定金利から変動金利に変えることで一般的には金利の引き下げが可能ですが、その分、金利変動のリスクを負うことになります。金利が変動すると支払総額も変わるため、ローン完済までの支払総額を見通すことができず、将来的な収支計画が立てにくくなります。

このように住宅ローンの借り換えにはデメリットもあるため、借り換えで生じるメリットとデメリットのバランスを考えて借り換えを検討することが重要です。

ちば興銀でローンの借り換えをご検討ください

この記事では、カードローンと住宅ローンの借り換えメリット・デメリットを解説しました。

借り換えにはメリットがある半面、デメリットもあります。低い金利になったことで利息負担や支払総額が抑えられるケースもあれば、返済金額を抑えた結果、支払総額が増えるケースもあります。

借り換えの際はそのメリットとデメリットの両方を把握したうえで検討することが重要です。特に、住宅ローンは家計全体に大きな影響を与える支出のため、デメリットも含めて慎重に検討するようにしましょう。

ちば興銀カードローン

ちば興銀カードローンは年利1.6%~14.8%(変動金利、最大0.2%の金利割引あり)で、最大1,000万円まで借りられます。Web上ですべての手続きが完結できるので、手続きに手間がかかりません。

WEBで簡単に申込み手続ができ、キャンセルも可能となっておりますので、まずはお気軽に事前審査を申込んでみてください。

ちば興銀住宅ローン

ちば興銀の住宅ローンはご利用者の状況に合わせてさまざまなラインナップを用意しています。団体信用生命保険による保障プランも複数あるため、ニーズに合ったサービスをご案内いたします。

さらに、休日に相談したい方はローンプラザのご利用が可能です。住宅ローンの借り換えにも対応していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

住宅ローンについてくわしく知りたい方はこちら

2024年4月30日現在

他のコラムを見る