投資信託に潜むリスクとは? リスクとうまく付き合う方法もあわせて解説!

多くの方が「投資・投資信託にリスクはつきものだ」「投資は危険」といった印象を持っているのではないでしょうか。はたしてどのようなリスクがあるのか、そしてどのような対策方法があるのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。

この記事では投資信託のリスクや、リスクを分散することでリスクとうまく付き合う方法について解説します。投資信託のメリットについても紹介しているので、資産形成の選択肢として投資信託を検討している方は必見です。ぜひ最後までご覧ください。

投資信託とは?

投資信託とは、多くの投資家から集めた資金を元手に、運用のプロが投資家の代わりに投資・運用する金融商品をいいます。どのような資産や銘柄、地域に投資をするかは、それぞれの投資信託の方針に基づいて決定されます。

投資信託は、投資商品のため元本を割る可能性もありますが、初心者でも始めやすいのが特徴です。投資家の方々は商品を購入するのみで、その商品の運用はプロが行います。

投資信託のリスク

投資にはリスクがつきものであり、投資信託にももちろんリスクは存在します。投資の世界でいう「リスク」とは「結果が不確実であること」や「リターンのばらつき」を意味します。

利益のばらつきや値動きの幅を意味するリスクについて知ることで、ご自身に合った投資信託を選択できます。リスクが発生する要因、つまり値動きに影響する要因には、以下のようなものが挙げられます。

  • 価格変動のリスク
  • 為替変動のリスク
  • 信用のリスク
  • 金利変動のリスク
  • 流動性のリスク

価格変動のリスク

価格変動のリスクとは、投資している商品に組み込まれている株式や債券などの価格が変動することです。国内外の政治や経済情勢、企業の業績などの影響を受けて変動します。

例えば米国に投資する商品に資金を投じていた場合、米国や米国に関わる国に何らかの問題が発生したときは、商品の価格が下落する傾向にあります。

為替変動のリスク

為替レートによって円の価値が変動するリスクを為替変動のリスクといいます。国外の株式や債券に投資する場合は、為替変動のリスクが発生し、購入時より円高になればマイナス、円安になればプラスの影響があります。

信用のリスク

投資信託には、商品によって複数の株式や債券が組み込まれています。その株式や債券を発行している企業や国が、財政難や業績不振で利息や償還金をあらかじめ決められた条件で支払えなくなる可能性のことを、信用のリスクといいます。

実際に利息や償還金を支払えなくなったり、そのような事態が予想されたりすると、発行元の株式や債券の価格は下落するのが一般的です。

金利変動のリスク

金利が変動することを、金利変動のリスクといいます。特に債券は、金利から大きな影響を受けます。基本的な動きとしては、金利が上がると債券の価格は下がり、金利が下がると債券の価格は上がります。

金利が上がれば保有している金利の低い債券の魅力がなくなり、反対に金利が下がれば保有している金利の高い債券の魅力が高まります。また、償還日までの期間が長い債券ほど、金利変動の影響を大きく受けます。

流動性のリスク

市場規模や取引銘柄の取引量などにより影響を受けることを流動性リスクといいます。マーケットでの取引量が少ないなどの理由で希望した価格で売りたくても売れない状態を指して流動性が低いといいます。

投資信託のリスクとうまくつきあう方法

ここまで投資信託のリスクについてお伝えしましたが、対策方法を知っていれば必要以上に恐怖を感じることはありません。

「卵はひとつのカゴに盛るな」という、資産運用に関する格言があります。ひとつのカゴにすべての卵を盛っていると、落としたときに全部割ってしまいますが、複数のカゴに卵を分けて持っていれば、ひとつのカゴを落としても他の卵は残るという意味です。

この格言が表したリスクを分散する代表的な方法が、分散投資です。特に以下の考え方に基づいて投資信託や投資先を選べば、リスクを分散し、軽減することができます。

  • 資産の分散
  • 地域の分散
  • 時間の分散

ここからは、分散投資の具体的な方法を解説します。

資産の分散

資産の分散とは、異なる値動きをする商品を同時に購入する事を指します。例えば株式が中心の投資信託Aと、債券が中心の投資信託Bの両方を購入します。基本的に株式と債券は異なる値動きをするといわれるため、Aが値下がりしたらBも値下がりしてしまうという事態を避けることができます。

このように異なる値動きをする資産や銘柄を組み合わせることで、Aが低迷しているときはBが、Bが低迷しているときはAが値下がりをカバーする役割となっています。

資産を分散するには、値動きの異なる投資信託を複数購入する方法もありますが、様々な資産や地域を投資対象とした「バランス型」と呼ばれる投資信託を購入する方法もあります。

地域の分散

地域の分散とは、値動きが違う地域を対象とする商品を複数購入する事をいいます。株式や債券など投資対象となる資産には種類がありますが、地域にも複数の選択肢が存在します。先進国に期待するのであれば、先進国を投資対象としている投資信託を選び、新興国が伸びると考えるのであれば、新興国を投資対象とした投資信託を選ぶことができます。

しかし、期待している国に何らかの問題が発生すると、その国を対象としている投資信託の価値は下落傾向となります。そこで違う値動きをする、複数の地域を対象とした商品を購入することで、地域の分散ができリスクを軽減させることができます。

地域Aが値下がりすれば、異なる値動きをする地域Bの値上がりでカバーできる可能性があるというわけです。このように国内と国外、先進国と新興国というように地域を分散させるのが、地域の分散という方法です。

時間の分散

一度に全額を投じるのではなく、少額・定額でコツコツ積立を行う方法が時間の分散です。この方法は、ドル・コスト平均法とも呼ばれ、投資初心者でも実践しやすい投資方法といわれています。

例えば毎月決まった日に1,000円分の卵を購入すると考えてみましょう。1月は卵1個が100円で10個購入でき、2月は1個50円で20個、3月は1個40円で25個購入できました。

項目 1月 2月 3月
定価 100円 50円 40円
購入数 10個 20個 25個

この場合3カ月で合計3,000円、55個の卵を購入し、平均購入単価は55円程度になります。

反対に一度に全額投じる場合を考えてみましょう。1月に1個100円の卵を3,000円分購入すると卵の数は30個、平均購入単価は100円です。

項目 合計金額 購入数 平均購入単価
ドルコスト平均法 3,000円 55個 約55円
一括投資 3,000円 30個 100円

このように、ドル・コスト平均法は価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く投資ができ、多額の資金で一括投資するよりも平均購入単価を抑える効果が見込めます。積立投資より一括投資のほうが優位な場合もありますが少額・定額で投資でき、精神的な負担が少ないことも時間の分散のメリットです。

リスクがある中で投資信託を購入するべき?

ここまで投資信託のデメリットといえるリスクや、リスクに対応する分散方法を説明してきましたが、もちろん投資信託にはメリットもあります。投資信託のメリットに魅力を感じる方は、投資をやるべきだといえるでしょう。メリットには以下のようなものがあります。

  • 少ない金額で始めることができる
  • プロが運用してくれる
  • 分散投資ができる

少ない金額で始めることができる

株式や債券への投資はまとまった資金が必要ですが、投資信託はちば興銀では10,000円から始められます。

はじめから多額の資金を投じることに恐怖を感じる方に投資信託はおすすめの金融商品だといえます。ちば興銀の投資信託積立サービス「コスモス街道」は5,000円から積立投資ができます。

  • 購入する商品により費用も異なるためよく確認しましょう

プロが運用してくれる

投資は初心者にとってハードルが高い部分もあります。しかし投資信託はプロが投資家に代わって運用するため、プロの知識を持って運用する事ができます。そのため、投資を始めるハードルが低いことも投資信託のメリットだといえます。

分散投資ができる

リスクの分散方法でもお伝えしましたが、リスクを分散させることができるのも投資信託のメリットの1つです。前述した通り、分散方法は複数あるためご自身に合った方法で対策するとよいでしょう。

投資信託をご検討中の方はぜひ千葉興業銀行まで!

ここまで投資信託のリスクとその対策方法をお伝えしてきました。確かに投資信託には様々なリスクが潜んでいますが、長期・分散など対策方法を講じることでリスクを軽減させることができます。

また、投資信託は投資初心者にとって始めやすい金融商品だといえますが、不安をお持ちの方もいるのではないでしょうか。いったい何を買ったらいいのか迷っている方はご来店いただくことをおすすめします。お客さまの目的やリスクにあわせてご提案いたします。ちば興銀と一緒に資産運用を考えていきましょう。また、インターネットサービスの「ちば興銀ダイレクト」をご利用いただくと、おうちにいながら様々な取引や取引履歴の照会が可能です。まずはお気軽にお問合せください。

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2023年2月1日現在