カーローンの借り換えはお得?シミュレーションをみながらメリット・注意点を解説

カーローンにはさまざまな種類があり、金利の幅や商品性も異なります。
「車を購入したとき勧められるがままにローンを組んだものの、金利が高いのでは?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
カーローンの返済途中に、金利の低いカーローンへ借り換えを検討する方もいます。借り換えによって返済総額を減らせる場合もありますが、諸費用や条件等を確認する必要もあります。
この記事では、カーローンを返済している途中で借り換えを行った際のシミュレーションをみながら、メリットや注意しておきたいポイントをご紹介します。
是非シミュレーションをしてから、下記記事をご覧ください。

ディーラーで借りたカーローンから銀行のカーローンへ借り換えた際のシミュレーション
銀行で借りるカーローンは、ディーラーで借りるカーローンと比べて一般的に金利は低く設定されています。
一方で審査基準は厳しくなります。
下記の表は、銀行とディーラーで借りるカーローンの返済総額をシミュレーションし、比較したものです。
銀行で借りた場合 | ディーラーで借りた場合 | |
---|---|---|
毎月の返済金額 | 35,938円 | 38,666円 |
返済総額 | 2,156,281円 | 2,319,961円 |
利息 | 156,281円 | 319,961円 |
- ※銀行のカーローン金利=年3.0%、ディーラーのカーローン金利=年6.0%とした場合
(最終返済月まで金利の変動なし・別途保証料なしの場合)
今回の比較では、月々の返済金額を約2,700円削減でき、返済総額は163,680円減少します。
このようにディーラーで借りたカーローンから銀行のカーローンへの借り換えで、返済総額を減らし家計の負担も軽くすることができるかもしれません。
カーローン借り換えのメリット
カーローンを借り換えるか否か検討するために、まずはそのメリットを把握しましょう。
返済総額を減らせる。
現在契約しているカーローンより金利が低いカーローンに借り換えるとすると、一般的に返済総額が減らせます。
毎月の返済額が減らせると、家計のやりくりも余裕が持てるようになるでしょう。
カーローンの種類によって金利もさまざまありますが、金利差が大きい場合、返済総額は大きく変わります。
借り換えの際の注意点は?
前述の通り金利が低いカーローンへの借り換えは一般的には返済総額が下がるものです。
ただし、手数料や手続きで何点か注意点があるので、借り換えをする前に確認しておくのがおすすめです。
ここからは、借り換えをスムーズに行うためにも申込み時などに気をつけるべきポイントを解説します。
保証料や事務手数料がかかる
借り換えを行うカーローンの種類によっては、新たなカーローンへ借り換えるとき保証料や事務手数料がかかる可能性があります。
もうすぐ完済になるカーローンを借り換えると、支払利息の減少分以上に保証料や事務手数料がかかってしまいます。逆に損をしてしまわないよう注意が必要です。
金利のみ注目して選ぶのではなく借り換え時には、保証料や事務手数料などがいくらかかるのか確認し、諸費用を含めた金額をきちんと見定めておきましょう。
車の所有者が誰かを確認
借り入れ中のカーローンの種類によって、車の所有者が本人である場合とそうでない場合があります。
一般的に銀行で借りるカーローンの場合、車の所有者は借主本人であることが多いです。
一方、ディーラーや信販会社でカーローンを組んでいる場合、完済するまでの間はディーラーや信販会社が車の所有権、借主が使用者となるケースがあります。
このように車の所有者が自分名義でない場合には、勝手に車を売却したり、カーローンを借り換えたりすることはできません。
カーローンを借り換える前に、あらかじめ車検証に記載されている所有者の名前を確認し、所有者がディーラーや信販会社の場合には、所有者の名義変更が可能であるかを確かめておきましょう。
残価設定型ローンを契約している場合の注意
ディーラーで残価設定型ローンを利用している場合は、さらに注意が必要です。
残価設定型ローンは一般的なローンと異なり、数年後の下取り価格を購入時点で設定し、価格から差し引いたものを月々返済していくローンです。
そのため残価設定型ローンは、契約内容によっては借り換えが契約違反の場合や違約金の支払いが必要なこともあります。
違約金の支払いのせいで、せっかく低金利のカーローンに借り換えたのに、毎月の支払額が増える危険性もあります。
残価期間中の借り換えが可能か?違約金は必要なのか?をしっかり確認しましょう。
借り換えをするなら、ちば興銀のマイカーローン
ちば興銀のマイカーローンでは、お借入金額は最大1,000万円まで、お借入期間は最長10年と長期にわたるお申込みが可能です。
以下の用途にご資金をご利用いただけます。
- 新車や中古車、オートバイの購入資金
- 運転免許証の取得資金
- 現在ご返済中の自動車ローンのお借換え(残価設定型ローンのお借換えもできます)
さらに金利を0.3%上乗せすることで「ガン保障付プラン」を選択することも可能です。
スマートフォンやPC、またはFAXで、いつでもお申込みいただけます。
マイカーローンの借り換えをお考えの場合は、是非ちば興銀のマイカーローンの利用をご検討ください。

マイカーについてのその他の記事はこちら
- 銀行とディーラーで借りるカーローンと、残価設定型ローンの違いとは?メリット・デメリットを解説
- 車購入時の支払い方法をFPが徹底解説(カーローンvsカーリースvs現金一括払いvsクレジットカード払い)
- 【2022年最新版】自動車に関する税金の種類や金額、減税制度について徹底解説
- 【2022年最新版】自動車購入の手続きや注意点について解説!
- 【2022年最新版】自動車補助金の金額や種類について徹底解説 (CEV補助金(EV、PHV、FCV)、自治体補助金、サポカー補助金)
- ちば興銀のマイカーローンってどんな人が使っているの?ちば興銀行員が徹底解説
- ちば興銀のマイカーローンへの借換えはどんな人におすすめ?ちば興銀行員が徹底解説

水上 克朗(みずかみ かつろう)
ファイナンシャルプランナー
慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務などを経験。50代での人生の転機に、これまでの経験とFPの知識を活かし、自身のライフプランを見直し老後1憶円資産の捻出方法を確立。現在、執筆、監修、FP相談、セミナー・研修講師などで、ライフプラン、金融資産運用などの観点からアドバイスを行っており、その内容は、新聞、雑誌、Webなどの各メディアで数多く取り上げられている。著書に「50代から老後の2000万円を貯める方法」(アチーブメント出版)がある。
2021年11月1日現在