カードローンの借り換えとは? メリットやデメリットなどを徹底解説

複数のカードローンを利用している方のなかには、毎月の支払いに困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。金利の高いカードローンを利用している方は、利息負担が大きいと感じることもあるでしょう。
実はカードローンを借り換えて、借入れを一本化し、支払負担を減らすことが可能です。この記事では、カードローンの借り換えをするメリットやデメリットだけでなく、どのような場合に借り換えをするといいかを解説しています。
借り換えシミュレーションや借り換える時の手順も解説しているので、実際に借り換える際の参考にしてください。

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カードローンの借り換えってなに?

カードローンの借り換えとは

カードローンの借り換えとは、現在利用しているカードローンから別の会社が提供するカードローンへと切り替えることです。

例えば、A社からカードローンを金利20.0%で100万円借りている場合、利用日数が1日増えるごとに約550円の利息を負担することになります。これに対して、同額をB社から金利15.0%で借りた場合の利息は1日約410円です。わずか140円の違いと考えてしまいがちですが、1カ月だと約4,200円、1年では約5万円の差になります。

より低い金利のカードローンへの切り替えによって支払負担を軽減できることがカードローンの借り換えを行ういちばんのメリットといえるでしょう。

借り換えとおまとめローン(フリーローン)の違い

月々のローン支払額を減らしたい場合に、借り換えとともに選択肢に挙げられる方法としておまとめローン(フリーローン)があります。時には同等のサービスとして位置づけられることもありますが、正確にいうと両者は異なる借入方法といえます。

借り換えとおまとめローン(フリーローン)の違いは大別すると2つです。

  • 既存の借入先が1社か、複数社か
  • カードローンは追加の借入れが可能、おまとめローン(フリーローン)は追加の借入れができない

借り換えとは、1社から借入れしているカードローンを別の会社のカードローンへと切り替えることを指します。
これに対して、おまとめローン(フリーローン)は、すでに複数社から借入れ中のカードローンやフリーローンを、新たに借入れする1つのフリーローンで借り換えることをいいます。

また、新たにカードローンで借り換えを行った場合、以降も定められた限度額の範囲内であれば追加で借入れをすることも可能です。一方、おまとめローン(フリーローン)は、融資金で既存の借入れを一本化したあとは月々の支払いを行うのみとなり、カードローンのように繰り返しの借入れはできません。

それぞれのサービスの特徴をきちんと確認して、自分に合ったサービスを選びましょう。
おまとめローンについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:おまとめローンとは?借り換えとの違いやメリット・デメリットを解説

リボ払いからカードローンへの乗換えもできる

クレジットカードの支払方法の1つであるリボ払いでは、毎月の支払額を一定にできるため、高額な買い物をしても月々の支払額を抑えられる点がメリットです。その一方で、手数料率が年15.0~18.0%と比較的高いため、返済がかさんでしまうおそれがあります。

リボ払いとカードローンの異なる点としては金利水準が挙げられます。特に銀行が取り扱っているカードローン金利と比べると、リボ払いの手数料率のほうが割高であることが一般的です。つまり、リボ払いからカードローンへの借り換えを行うことで、金利を引き下げ、支払負担を軽減できる可能性があるということです。

リボ払いの仕組みやメリット・デメリットを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:リボ払いとは?金利や手数料の計算式、他の支払方法との違いを解説

カードローンを借り換えるメリット

カードローンを借り換えるメリットは、主に3つあります。

  • 金利を抑えられる
  • 毎月の支払額を減らせる
  • 利便性が向上する

カードローンを借り換える大きなメリットは、とにもかくにも支払いが楽になることです。
裏を返せば支払いが楽にならない借り換えは、基本的にやる必要がないということになります。

利用中のカードローンから別のカードローンに切り替えることで、支払額や利息負担を軽減できる可能性があるのかよく検討しましょう。以下、それぞれのメリットについて詳しく紹介します。

金利を抑えられる

冒頭でもお伝えしましたように現在借りているカードローンよりも金利の低いカードローンへ借り換えできれば利息負担を抑えることができます。
現在のカードローンを申し込んだときよりも収入が増加しているなど、審査に有利な状況にある方は借り換えを検討してみるといいでしょう。

関連記事:カードローンの金利とは? 計算方法や利息との違いについて解説

毎月の支払額を減らせる

カードローンは商品ごとに支払方法や毎月返済額が異なるため、借り換え後のカードローンによっては月々の支払額を減らせる場合があります。
ただし、月々の返済金額が減るということは、それだけローンの返済期間が長くなるという点には注意する必要があります。

利便性が向上する

自身に合ったカードローンへと借り換えることで利便性が向上する場合もあります。
例えば、返済方法が口座からの自動引き落としの場合、給与の受取口座と同じ銀行でカードローンを借りれば、返済のたびに別の銀行口座へ資金を移動させる必要もありません。

また、日ごろ利用しているATMでの利用手数料がかからないカードローンへ借り換えることで手数料を抑えることもできます。
金利や支払額だけではなく、利便性の観点からも自分に合ったカードローンを検討しましょう。

カードローンを借り換えるデメリット

カードローンを借り換えるデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

  • 支払総額が増加する可能性がある
  • 審査に通過しない可能性がある
  • 借り換えできるほどの希望額を借りられない場合もある

カードローンの借り換えで月々の支払額が減ったとしても、トータルの支払総額が増えてしまう場合があります。また、借り換え時の審査も、利用中のカードローンの審査に通過したからといって同じように通過するとは限りません。

ここからはカードローンの借り換えによるデメリットについて具体的に解説します。

支払総額が増加する可能性がある

カードローンの借り換えを行うことで支払総額が増えてしまうこともあります。

借り換えで月々の支払額を減らすと、その分利用残高の減少のスピードが遅くなり、利用日数も長期化するため、結果として支払総額が増加してしまうというパターンです。

リボ払いからカードローンへ借り換える場合も同様で、たとえ借り換えによって金利が低くなったとしても利用日数が長期化すると、支払総額が増加する可能性があります。
カードローンの借り換えを検討する際は、月々の支払額という短期的な目線だけで考えるのではなく、支払総額を含めた長期的な目線で返済プランを立てることが大切です。

審査に通過しない可能性がある

現在カードローンを借りられているからといって、新たなカードローンの審査を通過するとは限りません。利用中のカードローンを延滞したことがある、収入などの状況が変わっているといった場合、審査基準を満たさない場合があります。

また、審査基準は金融機関や消費者金融によって差があるので、現在利用中のカードローンの審査に通過したときと状況に変化がない方でも、同じように通過するとは限らない点にも注意が必要です。

関連記事:カードローンの審査は甘い?厳しい?知っておきたい要素や手順・時間を紹介

借り換えできるほどの希望額を借りられない場合もある

借り換えするには、現在利用している借入れを一括返済できる金額を新たに借入れしないといけません。しかし借入れできる金額は審査結果によって決まるため、希望通りの金額を借りられるとは限りません。

もちろん一部返済でも借り換えのメリットはあります。ただし、借入れが新たに増えることになるため、管理しにくくなるのが欠点です。

まずは申込みをしてみて希望する金額を借りられるか確認するのも1つの手です。

カードローンの借り換えを検討したほうがいい人

以下の3点に当てはまる方は、カードローンの借り換えによるメリットが大きくなる可能性があるため、借り換えを検討してみてもいいのではないでしょうか。

  • 金利が高いと感じている人
  • 現状の借入先が不便だと感じている人
  • 毎月の支払負担が大きい人

サービスや支払額に不満を感じていることで借り換えに踏み切る方もいるでしょう。
以下で、それぞれ詳しく紹介します。

金利が高いと感じている人

金融機関や消費者金融がお金を貸すには「利息制限法」や「貸金業法」などの各種法令を遵守しなければなりません。利息制限法では貸付金額に応じて上限金利が設けられており、金額が10万円未満では年20.0%、10万円以上100万円未満では年18.0%、100万円以上では年15.0%です。

つまり、ご利用中のカードローン金利がこの上限金利に近い場合、借り換えすることで金利の引き下げ余地があるといえます。

現状の借入先が不便だと感じている人

提携しているATMが少ない、支払方法が自分に合っていないなど、現在のカードローンに不満を感じている方もいるでしょう。入金忘れなどでカードローンの延滞履歴などができてしまうと、例えば車の購入時にカーローンを借りたくても審査に通らなくなってしまうおそれがあります。

リボ払いを利用している方は、リボ払いを利用していることでクレジットカードの利用限度額を圧迫しています。利用限度額に達してクレジットカードが使えなくなり、困ったことがある方もいるのではないでしょうか。こうした方はカードローンに借り換えることでクレジットカードの利用限度額が復活し、ショッピングなどに使えるようになります。

支払いや利用状況に不便を感じるようならば、選択肢の1つとして借り換えを検討しましょう。

毎月の支払負担が大きい人

月々の支払負担が大きく、生活を圧迫しているような状況であれば、支払方法の異なるカードローンへ変えることで支払負担を抑えられる可能性があります。

なお、こうした場合には、まずは借入先の金融機関などに相談してみることをおすすめします。金融機関も消費者金融も借入れを希望している方の状況に応じられるよう数種類のローンサービスを用意していることがほとんどです。利用中のカードローンよりも現状に合ったサービスを提案してもらえるかもしれません。

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カードローンの借り換えを検討しなくてもいい人

カードローンの借り換えはメリットがあるように見えるのですが、人によっては借り換えをしないほうがいい場合もあります。

わざわざ借り換えの手続きをしたのにあまり状況に変化がなかったとならないように、以下2点のどちらかに当てはまる方は借り換えを行うべきかどうか慎重に検討しましょう。

  • 利用残高がそれほど大きくない人
  • 現在のカードローンで延滞履歴がある、もしくは自己破産している人

それぞれ詳しく解説します。

利用金額がそれほど大きくない人

そもそもの利用残高が小さいと、仮に金利が下がったとしても支払額が大きく変わることはありません。

利用残高が100万円の場合、年利が15.0%から10.0%に下がると、年間の利息負担は15万円から10万円へと減少するため、1年間で約5万円の違いがあります。

一方、利用残高が10万円の場合、年間で軽減できる金額は約5,000円であり、借り換えによって手間がかかる割に、あまりメリットはありません。

このような方は、借り換えの必要性は小さいでしょう。

現在のカードローンで延滞履歴がある、もしくは自己破産している人

借り換えをするには、新たなカードローン契約を結ばなければいけません。

契約を結ぶには審査を通過する必要があります。 その際、金融機関や消費者金融の重視するポイントがお金を滞りなく返してくれるかという点です。

現在のカードローンで延滞履歴がある、自己破産しているということは、返済の約束を反故にする可能性があると見なされ、審査を通過する可能性が低いことを頭に入れておきましょう。

カードローンの借り換えシミュレーション

実際にカードローンを借り換えた場合、どのような支払計画になるのか確認しましょう。以下で2種類の借り換えパターンを提示します。

適用金利が異なると支払総額に大きな影響を与えることを、シミュレーションで確認してください。なお、本シミュレーションはあくまで概算である点にはご注意ください。

別のカードローン会社で200万円を借り換える場合

現在、年15.0%で利用しているカードローンを、年10.0%で別のカードローン会社へ借り換えた場合と、そのまま借り換えなかった場合のシミュレーションです。どちらも支払期間は5年です。

借り換えなかった場合 借り換えた場合
適用金利(年利) 15.0% 10.0%
支払総額 2,874,695円 2,561,069円
利息総額 874,695円 561,069円

支払総額には約30万円の差があります。支払期間5年でも約30万円も差が出るため、利用日数が長期化すると、さらに支払負担に差が生じます。

毎月の支払額は借り換えなかった場合で48,724円、借り換えた場合で43,408円と、毎月の負担を5,000円以上も軽減させることが可能です。

リボ払いからカードローンへ300万円を借り換える場合

続いてリボ払いからカードローンへ300万円を借り換える場合をシミュレーションします。支払期間は10年です。

借り換えなかった場合 借り換えた場合
適用金利(年利) 18.0% 10.0%
支払総額 6,344,529円 4,780,333円
利息総額 3,344,529円 1,780,333円

支払総額は約155万円の差になります。

借り換えた場合、毎月の支払額は約4万円です。借り換えなかった場合は、10年で完済するには毎月約5.4万円支払わないといけません。

借り換えで支払総額だけでなく毎月の支払負担にもメリットが生じることがあります。

カードローンの借り換え手順

カードローンの借り換えの手順は会社ごとに異なりますが、大まかな流れとしては下記の通りです。

  1. 1審査申込み(事前審査)
  2. 2正式申込み(書類手続き)
  3. 3ローンカードの受取り(利用開始)
  4. 4他社カードローンの返済・解約

事前審査を通過すれば、その後の正式申込みも問題なく手続きできるケースがほとんどです。借り換えを検討中の方は、まずは事前審査だけでも申し込んでみることをおすすめします。

審査申込み(事前審査)

カードローンの主な申込方法は下記の通りです。

  • WEB
  • 電話
  • 店舗

自分が申込みしやすい方法を選びましょう。WEB申込みでは24時間365日いつでも自分の都合が良いタイミングで手軽に申込みができ、時間と場所を選びません。

正式申込み(書類手続き)

審査申込み(事前審査)を通過すると正式申込みへと移ります。正式申込みのときには下記の書類を準備しておくとスムーズに手続きが進みます。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書類
  • 通帳や印鑑
  • 諸費用(振込手数料や印紙代)

収入証明書類は、会社員の場合は「源泉徴収票」、自営業の場合は「確定申告書」や「納税証明書」が一般的です。いざというときにすぐに準備できるよう普段から大切に保管しておきましょう。

ローンカードの受取り(利用開始)

正式な申込みが完了するとローンカードが自宅に届きます。

他社カードローンの返済・解約

新たなカードローンでの借入れができたら、その資金で、もともと利用していたカードローンを返済・解約すれば一連の借り換えの手続きは完了です。

「ちば興銀カードローン」での借り換えをぜひご検討ください!

この記事ではカードローンの借り換えについて解説しました。カードローンの借り換えを検討中の方は、ご利用中のカードローンと新たに契約したいカードローンをよく比較のうえ、検討することが大切です。

自身の状況や生活スタイルも考えて自分に合った支払方法で、無理なく返済ができるカードローンを選びましょう。

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2024年1月31日現在

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